レインボーパレード

1.'98  レインボーパレード宣言

2.「ストップ地球温暖化大パレード
  (第1回レインボーパレード)」代表宣言

3.地球温暖化防止京都会議市民宣言 (京都会議会場にて)



'98  レインボーパレード宣言

レインボーパレードは、地球とそこに生きる
わたしたちの未来を願うパレードです
だから、みんなで考えてみました

空気と水と大地が健康であり続けるためには
どうしたらいいのか
何をしたらいけないのか

ある生きものがにんげんのせいで
地球からいなくなってしまうとしたら
それはとっても哀しいことではないのか

水と空気と命の恵みが妨げられてしまうような
人工的な物質が大地の上に留まってしまうと
わたしたち自身も健康に暮らすことが
できなくなってしまうのではないか と

地球はあらゆる可能性に満ちています
そのなかでわたしたちは人類というひとつの種であり
地上の生きとし生けるものは
運命を分かち合うひとつの家族です

わたしたち人類はかつてない叡智と勇気をもって
共生を図る総合的な倫理ビジョンを
確立するよう迫られています

そのためには  地域、生物域、国、
そして国際的なレベルでパートナーシップをつくりあげ
相互協力を推進していくことが必要です

次の世代に美しい地球を残していくために
循環型社会のあり方について考え
行動していくことをここに宣言します

1998 年11月 8 日
レインボーパレード参加者一同


 
 
主婦の主張
 
              ストップ・フロン埼玉  坂口 雪子
 
私たち「主婦」という立場の人間には、社会を変えて行く大きな力があると信じて
います。一つには私たちが少し高くても環境に負荷を与えない商品を選ぶ、又そ
ういう商品を作るよう企業に働きかけることによって、企業をひいては国を変えて
いくことが出来るからです。私たちは毎日何かを買い、消費しています。その商 
品の選択権は家庭においては主婦が握っている場合がほとんどです。ですから、
すべての主婦がそこに環境という視点をプラスするようになれば、間違いなく大き
なうねりを作り出すことが出来ます。コマーシャルに流されることなく、自分の頭で
考え判断することで、社会にインパクトを与えることが出来るのです。もう一つの 
理由は、家庭内で直接子どもたちに環境教育が出来るということです。難しく考え
なくても毎日の生活ゴミの出し方や、節電の仕方など生きた環境教育が出来ると
いうことです。何気ない会話の中で自然のこと、地球のこと、本当の幸せな生き方
のことを伝えることも出来ます。環境教育の必要性が叫ばれる中、私たちの果た
す役割はとても重要です。特別何かの運動に関わっていなくとも、私たちは毎日 
の生活の中で「環境」というテーマを意識するだけで社会を変えていくことが出来
るのです。地球は未来の人達からの借り物です。かけがえのない地球を主婦の
力で守りましょう。美しい地球を子どもたちに!!             
      
 



 
高校生の主張
 
               青山学院高等学校  桜井 愛子
 
地球温暖化防止会議のための京都会議では、2010年までの二酸化炭素削
減の目標値が決まります。2010年、私達は30歳です。この会議で決まることが
そのまま私達の未来を決めると言ってもいいでしょう。しかし決めるのは大人達
です。どうか、私達に明るい未来に美しい地球を残して下さい。私達はさらに次
の世代に責任を持ってこの地球をより良い形で残せるように努力します。どうぞ
その一歩目を今度の会議で、より確かなものにしてください。また、人任せばか
りではいられません。私達は自分の未来を自分で守る権利があります。そのた
めに、私達は今、できることから始めたいと思います。地球のために私達がで
きることはたくさんあります。本当に身近なことでいいのです。 
         
私達は自分の箸を持ち歩きます。割り箸を使わないためです。テレビの電
源はリモコンではなく本体から切ります。使わない電気製品のコンセントは抜き
ましょう。持ち物はなるべくリサイクルされたもの、リサイクルできるものを使い
ます。言い出せばきりがありませんが、地球のことを考えたエコライフを少しで
も実践していきます。                     
             
 



 
グリーンコンシューマー宣言
 
         グリーンコンシューマー全国ネットワーク設立発起人・東京地球村
                         向達 壮吉
 
COP3が日本で開催される意義は日本をはじめとする先進国全ての人々の
生き方が問われていることです。この温暖化の主な原因は私たちの日々の生
活によるものです。自動車や多くの電化製品を使うことで大量の二酸化炭素を
増加させているからです。   
                            
「便利・快適」という私たちの生活そのものに原因があるのです。この経済
社会、ライフスタイル、私たち日々の行動や考え方、そして私たちの価値観そ
のものが地球の環境を破壊しているのです。この問題がこんなに大きくなる 
まで、耳を傾けなかったのは私たち自身なのです。便利な生活、快適な暮らし
を追い求めてばかりいたために、その原因が自分の中にあることが気がつか
なかったのです。私たちの住む地球はとても重症です。   
          
さて、治していくのにはどうしたらいいのでしょうか?  
           
今必要なのは、私たちひとりひとりのライフスタイルを見直すことであり、私
たちの価値観を転換することです。少しずつ行動を変えていくことです。例え 
ば、買い物。本当に必要な物だけを買う。もっと長く使う。環境負荷の少ない商
品・企業を選ぶ・支援する。もっと良い商品を提案する、意志表示をすることです。            
自動販売機のような環境負荷を与えているものは使わない。箸や水筒を持ち歩
くことです。そういう人を「グリーンコンシューマー」と言います。   
      
来年、「地球にやさしい買い物ガイド」とグリーンコンシューマー全国ネットワ
ーク作ります。皆さんもグリーンコンシューマーになりましょう。    
      
  


 
ジェニング宣言
 
            樹木環境ネットワーク協会   野口 理佐子
 
私たちが、ごく普通の生活をしているだけで消費してしまうエネルギー等から
出る二酸化炭素量を浄化するためには、約樹齢50年以上の樹木が一人当たり
145本以上は必要とされています。樹木たちからこんなにお世話になっている 
のに樹木はどんどん伐られています。                         

自然界の美しくはかないバランスを乱しているのは私たちです。        
国や行政が削減目標を決めていても、何も地球は変わりません。削減目標
は私たち一人一人が決め、今日から実行することで地球を変えていきましょう。  




 
地球温暖化防止京都会議市民宣言
1997年12月10日  於  地球温暖化防止京都会議会場


地球温暖化防止京都会議は本日、幕を閉じます。これまで各国代表団によって提案されてきた温室効果ガスの削減案は残念ながら大規模な気候変動を食い止めるには全く不十分なものでした。

温暖化による地球環境の激変がもたらす被害は数百、数千年に及ぶと言われ、対策が遅れれば遅れるほど私たちが生きるために残される選択の幅はますます狭くなってしまいます。

私たちは、未来をなくしてしまっては国益も何もないことをそろそろ学ばなくてはなりません。お互いが地球上に生きていくためには譲り合う心がどんなに大切か、今回の会議を見て多くの人がそう思ったのではないでしょうか。   
       
私たちにはしかし、まだ残された道があります。それは、まず私たち一人一人が、自分自身から生活の質を改め、温室効果ガスの排出削減に努めることです。そして、国境を越えて温暖化防止へ向けた新しい経済・社会システムの構築のために市民運動の輪をより発展させていくことです。もしも世界中の人が地球の危機に気付き、まず自分からそうした生活をするなら、明日にでも地球温暖化の危機は去っていくのです。

日本語には「足るを知る」という言葉があります。これは空気や水、大地の恵みによって自らの命が満たされ生かされていることに気付く、本物の豊かさを表現した言葉です。地球温暖化を防ぐということは、決して耐えるとか我慢するとかいったネガティブなものではありません。失われた地球とのつながりを取り戻すこと、地球と共に生きること、限りなく豊かな自然から学び、人と自然が呼応しながら新
しい秩序を創り出す、そんな大きなチャレンジなのです。  
             
そのために私たちは、地球温暖化を防ぐ最初のステップとして、水没の危機にある小島嶼国連合の提案である、まずは先進国から2005年までにCO2を1990年レベルから20%削減されることを実現させるべく、今後とも地球温暖化防止に向けた市民運動を大きく展開していくことをここに宣言いたします。