green river art
in earthday tokyo
2004
レポート後半
(前半はこちら)
■
森のステージ2004
『 森から海へ 』
〜 森に木に宿る命よ 我の中流れる太古の音をつれゆく 〜
都会の中で忘れかけた木々の音。風の音。大地の音。いのちの声・・・
耳を傾け心やすらぐひととき。
けやき並木に森のステージがあらわれる・・・。
間伐材を使用したウッドデッキ、ベンチを設置し、
アコースティックな演奏やダンスなどを披露。
現在各方面で活躍中のミュージシャン達による、
大自然と心をみつめる古今東西音の旅。
普段なかなか見られない民族楽器、そして木の楽器、
たくさんの方が個性とやさしさあふれる歌声に出会いに来てくれました。
コーディネイト:
岡さやか
音響:
長田
令
東山高志
司会:
持立真奈美 星野智子
【スケジュール】
●
4/17(土)
11:00〜11:45
安芸敦子&北方奈津子
(フルート、チェロ、リコーダー)
12:00〜12:45
コカリナ楽団FLOR
(中村建司、大畑稔、瀧野健一:木の精の宿る笛、コカリナ)
13:00〜13:30 オブジェ作家
橋口アミ CHARMS BABYS
13:45-14:05
はじめにきよし
(ぴあにかとギターほんわかユニット)from大阪
14:20-15:00
谷本 光
(19歳の天才ギタリスト)
15:00-15:10
Illusional“渋星”Musicians〜渋さ知ラズ有志
15:15〜16:00
のなかかつみ
(インディアンフルート)
&大ちゃん
(ピアノ)
16:15〜17:00
てみ
(十七絃琴弾き語り)
●
4/18(日)
11:00〜11:40
岡さやか
(ピアノ弾語り) ゲスト:長田令(ギター)
&
MOTO(ヘンプディジュリドゥ)
11:55〜12:35
のなかかつみ
(インディアンフルート)
&大ちゃん
(ピアノ)
12:50〜13:30
辰野基康
(シタール他インド楽器)
&タールクラブ
(アラブの太鼓)
13:45〜14:25
居壁太
(アイヌ音楽、トンコリ)
14:40〜15:20
みるく
(沖縄八重山民謡バンド)
15:35〜16:15
アママニア
(記憶の音)
16:30〜17:00 国産の素材製品チャリティオークション
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地球号展示
国産間伐材製の「地球号」を展示。このオブジェは建築家、数学者、哲学者、エンジニア、 デザイナー・・・現代のレオナルドダビンチといわれて いるバック・ミンスターフラー氏が考案したダイマクシ ョンマップをもとに間伐材で組み立てています。
協力:
協同組合ウッドワーク
LICC
協賛:
社団法人 国土緑化推進機構
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ザ・アート・パブ
http://www.theartpub.com/
「ダンスパフォーマンスそしてチップストップタスマニア-日本」
かけがえのない
タスマニアの
巨木が日本の紙の原料になっていることをアピールするため実物大の切り株写真の上で、ダンスパフォーマンスが。実際に切り株の上に立って天然林の声を聞いてください。
撮影
平野正樹
(国境なき写真家旅団)
当日の様子が東京新聞に大きく取り上げられました。
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『国産の素材』アートコンテスト
「国産の素材」を使った『椅子』をテーマにした立体・平面作品を募集。
自由部門も設置する予定です。2005 年アースデイなどで展示・表彰の予定。
詳細は後日グリクリのサイトで発表します。
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東京の材に触れよう
東京奥多摩の森林を多角的に紹介。写真、マップ、実際の建物にふれて木材を通して東京の森林への関心を深めて頂きました。
協力:
東京都森林組合
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グリクリ・ワークショップ
●
好評のワークショップ
正十二面体の「地球号」のミニチュアにメッセージを託して
オリジナルの地球号を作る
「地球号を作ろう」
。
間伐材からつくった紙「エコ間伐紙」を使用。(平和紙業株式会社提供)
●
国産の製品作りにこだわる現場から提供された端材や森林、 公園の手入れの際
に生まれる剪定枝などを自由に使って作品作りを楽しむ
「コッパdeアート」
。
本来、廃棄物である端材が、こども達の手によってたったひとつの宝物に生まれ変わります。
端材は国産材の建築残材(神崎建設株式会社提供)
●
折り紙でダリアのワッペンを作成する、
「折り紙フラワーづくり」
。
折り紙は、単色のもの以外に、ぼかしや模様の入ったものを用意。
間伐材からつくった紙「エコ間伐紙」を使用。(平和紙業株式会社提供)
協力:
平和紙業 株式会社
神崎建設 株式会社
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「紙造くん」ワークショップ間伐材紙を作ろう!
その場でリサイクル!
奥多摩の育林過程で産出された間伐材の製材端材や紙飲料容器などを使用し、小型パルプ・プラント「
紙造くん
」による紙作りワークショップ。
繊維のある素材であればなんでもパルプにしてくれる「紙造くん」。来場者の目の前で製紙の行程を紹介しました。製紙過程は来場者にも参加して頂く参加型ワークショップ形式で行いました。
目の前で原料が加工され、さらにそれを自身の手で製品化していく行程の中で、参加者は製品を形作る「素材」という物に改めて目を向ける最良の機会となりました。
会場内で森を育む紙製飲料容器普及協議会提供の間伐材紙カートカン飲料の容器を回収し、それを原料にした紙作り「その場でリサイクル」も行いました。
協力:
彩の国さいたまケナフの会
森林を育む紙製飲料容器普及協議会
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国産材キッズパティオ
国産材を使って作られたエコ2カーをはじめ、木のベッド、動く木材製ロボット「木人」などに触れて乗って楽しむ遊具や、ウッドプール、積み木広場を設置。子供も大人も楽しみながら国産の素材にふれてもらう場を提供しました。
協力:
LICC
、
株式会社 榎戸材木店
、
神崎建設 株式会社
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会場装飾「国産材と緑の植物」
LICC
及び
株式会社 榎戸材木店
、
NPO国産材
の協力を得て、数多くの国産材を使った会場装飾を実施。また、
緑の家学校
及び
三宅島ゆめ農園
の協力を得て、会場内に緑の植物(灌木とお花)を飾付しました。
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グリクリショップ
国産の素材にこだわる企業・団体から提供して頂いた商品、アーチストのオリジナルグッズなどを販売するエコショップ。
協力:
LICC
財団法人 サークルクラブ協会
出品物(順不同)
●
水郷松江古代水
(※協力:
松江市水道局
)
●
カートカン飲料(※協力:
森を育む紙製飲料容器普及協議会
)
●
桑抹茶、マルベリーハーブのお茶等(※協力:
桜江町桑茶生産組合
)
●
ミニまな板、積み木(※協力:
神崎建設 株式会社
)
●
木材標本
●
間伐材封筒(※協力:
特定非営利法人 レインボー
)
●
森の精油、ガーデンチップ等(※協力:
財団法人 サークルクラブ協会
)
●
お花(※協力:
三宅島ゆめ農園
)
●
アート展参加作家関連グッズ(※協力:
GREEN CREATORS NETWORK
)
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国産の素材製品チャリティオークション
国産素材を扱う企業・団体の協力を得て、国産素材製品を最終日、来場者にチャリティ・オークション販売。売り上げの中から森を育てる基金『
緑の募金
』
に寄付される他、
三宅島
復興支援のために使用。
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来場者プレゼント
国産素材にこだわった家造りの現場から生まれる端材を利用して作られた製品等を来場者にプレゼントし、国産材製品への理解を深めました。
◎その他の会場でのイベント
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アート展(4/4〜28)
代々木公園主会場とは別に、
銀座ギャラリーにおいて24名の環境派アーチストの作品を4月4日から28日まで展示
。隣接する
フォレスト・クラブにおいても4月4日から6月27日まで環境派アーチストの作品を展示販売
。
協力:
財団法人 サークルクラブ協会
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巡回アート展 1(4/19〜5/15)
青山・
地球環境パートナーシッププラザ
(GEIC)
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巡回アート展 2(5/29・30)
横浜開港祭
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国産材シンポジューム
代々木公園主会場とは別に、「地球環境問題と木造住宅を考える」をテーマに平成16年3月12日に新木場ホールにて実施しました。詳しくは
こちら
。
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主催
GREEN CREATORS NETWORK
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協力 西日本国産材製材協議会
NPO国産材
NPOレインボー
特定非営利活動法人エコヴィック
NPO法人 森づくりフォーラム
国際環境NGO FoE Japan
特定非営利活動法人シックハウスを考える会
■
後援
林野庁
(財) 日本住宅・木材技術センター
グリーンリバー・アートinアースデイ東京2004
●
主催:
GREEN CREATORS NETWORK
※主催構成団体:
GREEN CREATORS NETWORK
・
NPO国産材
LICC
・
NPOレインボー
・
「海から森」ネットワーク
財団法人 サークルクラブ協会
・西日本国産材製材協議会
●
特別協賛:
社団法人 国土緑化推進機構
●
協 賛 :
森を育む紙製飲料容器普及協議会
●
協力
:
アースガーデン アースデイ365 協同組合ウッドワー ク 特定非営利活動法人エコヴィック (株)榎戸材木店 国際環境NGO FoE Japan Mgreen 神崎建設(株) 染め摺り工房有限会社キュービック 桜江町桑茶生産組合 特定非営利活動法人シックハウスを考える会 (株)ジンプラ 帝国器材(株)(株)ピクトリコ 人と自然の研究所 松江市水道局 三宅島ゆめ農園 NPO 法人森づくりフォーラム (株)遊歩クリエイト・ジャパン (株)地湧社 AirB ドットコミュニケーション
(株)
東京緑化推進委員会 ラブリンク
緑の家学校
岡さやか
ほか
●
Webサイト:
http://www.gricri.net/
全体テーマ
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国産の素材−森から海へ−
素材。それは、人の暮らしの基本、衣・食・住を構成する基本的な物です。料理をするとき、文章を書くとき、本を読むとき、服を着るとき、水を飲むとき、家を建てるとき… 人々はいつも「素材」に囲まれて暮らしています。しかし、その「素材」がどこからやってきたのか、物を手にしたときに考えを、そこに及ばせる人が何人いるでしょうか?
(続きを読む)
「森・川
・里・海からの声」
コーナー趣旨
日本はときに海外から「沢山の木があるのに自国の木を大切にとっておき、大量の木を輸入している」と批判を受けることがあります。これは国産材が外国材に押され使われなくなったためです(木材自給率20%以下)。
日本は高度成長期、急激な人工造林をし、その結果、人工林が、総森林面積の約半分を占めるようになりました。現在、日本では大規模に人工林の間伐(森林を育てるため木を間引くこと) を行ない、その材(間伐材) を積極的に使っていく必要がありますが、国産材の消費量が激減したため、4分の3以上の人工林が荒廃に向かっています。
(続きを読む)
GREEN CREATORS NETWORK は、2001 年アースデイ東京を機に、環境・自然保護運動を支援し、また自らも活動してゆく事を主旨として立ち上げられた、アーティストと環境・自然保護活動団体のNGO です。
自らのスキルを環境・自然保護活動に役立てたいクリエイターと、活動中にアート・デザインを取り入れたいNPO・NGO との出会いの場を提供するとともに、グリーンリバー・アートをはじめとしたアート・イベント、参加型ワークショップを通して一般来場者に環境・自然保護活動に興味を持って頂き、協力・参加していくきかっけ作りを活動の柱にしています。
また、企業、財産法人から環境PR に関わるツールやグッズのクリエイティブ・デザインを受注し、クリエイター同士でワークシェアリングを行いながら収益を活動費用に充てています。
通常はインターネット上のメーリングリストを通して情報交換を行い、イベントテーマに興味のあるグリクリ登録者がチームを組んでプロジェクトを進行しています。
グリーンリバー・アートは立体、平面、デジタル、アナログ、音楽、文学の枠を越えたテーマ・アートの展示と、展示会、シンポジウム、ワークショップ、コンサート、トークプログラム等を通じて、地球のことを来場者と一緒に考え、地球環境を足下の大地・森・水辺から見直していくことを提案するコラボレートプロジェクトです。東京、長野などで過去10数回にわたって開催されてきました。
これまでの
グリーンリバー・アート
グリーン・クリエイターズネットワーク
http://www.gricri.net
info@gricri.net
WEB制作:
NPOレインボー
・
NPO国産材
WEB制作協力:
財団法人 サークルクラブ協会
PHOTO BY 岡本 功 建部圭司
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