〜 時の道 〜 エコロジーシアターの新作が上演されました。 環境博覧会すぎなみ2007(杉並区主催)のファイナルイベント
■日 時:2007年10月14日(日)
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●協 力 :アイデアイースト
さきごろ国連により発表された最新の地球温暖化予測によると、21世紀末の地球の平均気温は最大で6.4度上昇するということです。 仮に約2度の気温上昇に抑えられたとしても、すべての生き物の種類の 最大30%が絶滅すると予測しています。 また今年の国連地球環境白書によると、野生生物の総個体数は、この20年間で40%減ったとの報告もあり、生物の絶滅速度はすでに自然状態の約100倍に達しているということです。 来年から温暖化防止京都議定書の約束達成期間が始まります。日本は約束をまとめた国ですが、いまだ守れる見通しがありません。 約束を守るためには、もちろん1人1人が自主的に省エネを心がけることがとても大切です。 ただ、集団が大きくなるほどに、「自分1人がんばってもしょうがない」という意識が生まれてしまいます。このことを心理学用語では「社会的手抜き」といい、温暖化防止を失敗させる要因として懸念されています。 温暖化防止を確実に進めるためには、自主的に努力しようという社会的な気運が高まったときに、その勢いを「みんなで守るルール、守りたくなるルール」にまで進めていくことが大切です。 例えば杉並区がレジ袋の有料化などの取組みを条例として目指しているように、環境に負担を与えるゴミや二酸化炭素などには、それらを削減し循環させるにふさわしいだけのコストを支払うことを社会的なルールとして決めていくことも大切です。 また例えば、省エネしたほうが、はるかに得するような電気料金の体系をつくることもなども重要になってくるかもしれません。 「自分1人がんばってもしょうがない」ということにはならない、「みんなで守るルール」の細かい積み重ねによって、はじめて着実に温暖化を防止することが可能になります。 … これまでの経済は、地球には資源も廃棄物の吸収力も無限にあるかのような前提に立っていました。 ですから物質的に豊かな私たちの生活は、私たちを育む母星を破壊することによって成り立っていたと言ってもいいでしょう。 そして破壊はいつも 自然や、貧しさから抜け出せない国々など、私たちの目に触れない 弱いところに押しやられています。 科学者の未来予測による警告を受けても、「まだまだ大丈夫」といった雰囲気があるのは、未来の人たちから声が届かないせいかもしれません。 しかし、現在でも自然や、貧しい国々を直視するなら、破局しているとしかいいようのない地域は、私たちのまわりに驚くほど数多くあります。 それらの声に耳を傾け、事態の深刻さから目をそらさず、社会システムを改め、持続可能な未来へ向かう道を選択することは、今の私たちにしかできないことなのです。
NPOレインボー(特定非営利活動法人レインボー) 散見する地球温暖化のニュースも、まとめてみると驚くほどの
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