小学５年生の関口詩織ちゃんからうれしい応援メールが届きました。
詩織ちゃんの許可を得て掲載させていただきます。
特定非営利活動法人レインボー
岡本様わたしは、姫路市に住む小学５年生女子です。
私の学校では、今年の夏休みに5年生がKids Iso14000s Programを行うことになり、私の家でも調べました。それと今年は地球にやさしい環境について作文を書くことにしました。そこで私はこの日本の間伐材を使用した封筒のことを知りました。その封筒を私の学校に紹介したい、そして、学校の先生もこの封筒のことを知り、教育委員会などにも話してひろげて欲しい、と思うのですが、私の学校ではあまり封筒は使わず、お手紙（わら半紙など）をよく使うので、日本の間伐材を使った紙があるといいと思います。
いつ頃から紙も買えるようになるのですか？教えてください。
夏休みの宿題なので、お返事はできれば早くもらえるとうれしいです。
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関口詩織（せきぐちしおり）
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岡本様
お返事と詳しいお話をありがとうございました。
間伐材封筒を応援するために、「地球環境を回復させる封筒」という題で、作文を仕上げました。
この中で「紹介ドミノ」というのを考えました。私が誰かに紹介し、その話を聞いた人がまた誰かに紹介し、誰かが止めない限り、ずっとドミノのようにみんなにひろがっていったらいいと思います。> 厚い紙であれば9月から平和紙業（株）さんのほうで
> 間伐紙の販売を始めます。
> コピー用紙のような薄い紙はまだまだ価格が高くなってしまうので
> 難しいようです。学校では厚紙や画用紙を工作などに使うので、これも先生に紹介・提案してみます。
> また間伐材封筒の価格は以下になります。
> よろしければ学校にご提案してみてくださいね。
>
> 夏休みもうすぐ終わっちゃいますけど
> 宿題に間に合いましたでしょうか。
また、学校が封筒・厚紙を使うことになったら、連絡します。
ありがとうございました
関口詩織
地球環境を回復させる封筒
５年１組 関口詩織
今、日本が紙を作るために木材チップなどを外国から大量に輸入しているため、オーストラリアなどの天然林がどんどん破壊され、動物もだんだん姿を消しています。
ところが日本の木はほとんど使われず、手入れもされていません。何故かというと、外国ばかりから木材チップなどを輸入していたので、日本の森林の世話をしていた人の収入が減り、だんだん手入れをしていた人が、その仕事をやめていったからです。こうなってきてしまうと日本の森林はほったらかしです。日本の森林は荒れどんどん弱くなってゆきます。
これから日本の森林も外国の森林もどうなってしまうのでしょう？今から元に戻そうとしても何百年もかかります。
そこで、身近なことから森林を守るとしたらどんなことができるか考えてみました。たとえば、ティッシュを使わずに台ふきや手ふきタオル使う、「マイ箸」をいつも携帯し、割り箸を使わない、広告の裏をメモに使う、など考えてみればたくさんあります。でもこれだけでは森林を育てる人を呼び戻すのは難しいです。
ある時私は、「日本の森林を育てる間伐材封筒」と言うすごいものを知りました。間伐とは森を育てるために木を間引くことで、間伐しないと健全な森林に育ちません。この間伐材封筒は、国産の間伐材15％、古紙85％の無駄なものを使わず作った封筒です。
これを買ってくれる人が増えれば紙を作りながらも同時に森林を育てることができ、オーストラリアの森林も守れるというわけです。でも残念なことにまだあまりこの封筒は使用されていません。多くの人に使ってもらうには多くの人に知ってもらうのが大切です。
そこで考えたのが「紹介ドミノ」です。私が友達や先生に紹介し、その話を聞いた人もまた誰かに紹介し、というように、誰かが止めない限り、ドミノのように、どんどんみんなに広がっていくわけです。
まず私は学校から、そしてこの作文からみんなに紹介したいです。そこでこの作文を読んだ人でこの間伐材封筒を応援しよう、自分の学校や会社で使おうと思った人は次のところに連絡をして下さい。
・連絡先:特定非営利活動法人レインボー（担当:岡本さん）
・ホームページ・http://rainbow.gr.jp/FUTOH/値段は普通の封筒と同じくらいで、売り上げの一部は間伐材利用推進活動のために使われます。厚紙も開発されているそうです。
今までのリサイクル封筒は地球に優しいだけで森林は育てられませんでした。でもこの封筒は森林も育てるのです。日本と外国の森林を守っていくために応援しましょう。
