TOP

第1回 (1997年11月24日) クリックすると拡大します↓

後援 協賛 協力 呼びかけ人 参加アーティスト
レインボーパレードとは レインボーパレードのコンセプト

レインボーパレード宣言 地球温暖化防止京都会議市民宣言
フライヤー



 

第2回 (1998年11月7,8日) クリックすると拡大します↓

レインボーパレード1998のレポート 参加アーティスト

後援・協賛・協力・賛同NGO
呼びかけ人・実行委員
参加者メッセージ
呼びかけ人メッセージ
レインボーパレードのコンセプト
フライヤー


第3回 (1999年10月16,17日)

フライヤー
ステージ内容



第4回
(2002年9月22,23日)

ホームページ
当日の写真


 

レインボーパレードが始まった経緯

 

5000万年ぶりの水面

先日NASAがグリーンランド氷床が場所によっては年に2メートル以上も薄くなっていると公表し、世界中を驚かせました。また北極点付近では5000万年ぶりに直径1.5キロあまりの水面が覗いたという報道がありました。

地球温暖化により、現在の文明を支えている、ここ一万年ほど続いた安定した気候がこの21世紀には終息するのではないかともいわれています。実際に90年代以降予兆のように気象災害は急増しています。そして、本格的な気候大変動を、各国の協力でどれだけ止めることができるかというのが'97地球温暖化防止京都会議(気候変動枠組み条約第3回締約国会議)でした。

積極的な温暖化防止を呼びかけ10万人が自転車パレードして後押ししたベルリンの第一回地球温暖化防止会議で、京都会議までに二酸化炭素などの温室効果ガスの削減数値目標を決めることになったため、この会議は人類の命運を握るともいわれるほど重要な会議となったのですが、東京ではこの会議のためになにかをしようとの呼びかけに応えて集まった人は数えるばかり。それでもいいからパレードをしようということになったのがレインボーパレードの始まりでした。

「たとえ10人でもから」京都会議市民宣言へ

たとえ10人でもそれが実情なら、と思ったのですが、レインボーパレード開催の呼びかけに学生、主婦、会社員、公務員、フリーター、そしてDJ、ミュージシャン、また企業、行政、各界からそれこそ虹の色のように立場を超えた協力が集まり、たった二ヶ月の準備期間にもかかわらず6,000人が代々木公園に集結し、国内の環境イベントとしては異例なほど大きく盛り上がる結果となり、TV、新聞にも多数取り上げられ、各方面に話題が広がりました。

レインボーパレードの様子やメッセージの数々は京都会議会場に貼り出され、レインボーパレード関係者が中心になって発表された地球温暖化防止京都会議市民宣言は世界中から集まった京都会議参加者の署名による賛同を1日で700人以上得ることになります。(NGO、会場職員、OPEC関係者、参加国の大臣の方も署名して下さいました)

京都会議は気候変動を止めるには程遠い数値目標ではありますが、世界が協調して地球温暖化問題に取り組むという京都議定書を採択したという意味では大変大きな一歩を踏み出したと言えました。





地球温暖化 21世紀末までに最大6度まで上昇!CO260%削減のはずが60%増加へ

全世界の科学者が集まる地球温暖化問題で最も権威ある組織とされる国連の国際専門家組織「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、地球の温暖化は予想以上の速さで進んでおり、地球の平均気温は21世紀末までに(これまでの最大3度の上昇から)最大6度まで上昇すると予測を上方修正しました。

大気中の二酸化炭素濃度を現状レベルで安定化させるためには、現在のCO2排出量を直ちに60%削減する必要があるとされています(環境省ホームページ)。ところが地球温暖化防止ハーグ会議において発表された国際エネルギー機関(IEA)の報告は、世界のCO2排出量は、1997~2010年間に逆に60%増加の方向にあるというものでした。

私たちは何百万年も道を歩いてきたはず

一方、京都会議をきっかけに始まったレインボーパレードですが、パレードへの参加者が一車線では危険なほど大変に多く、安全を確保するめ車道を開放するよう3年間しかるべき機関に要請してきたものの、都内の交通量が圧倒的に増えているため、年に一度のパレードのために車道を開放をすることさえ現状ではありえないと中止を余儀なくされているところです。

私たちの生活は一日も休むことなく、大変な勢いで母星を破壊し続けている

悲しいことに私たちの生活は一日も休むことなく、大変な勢いで母星を破壊し続けることによって成り立っています。いつのまにか大きく地球のルールからはみだしてしまったのですから、近い将来大きな破局がくるという考え方もあります。現実に海外を見れば既に破局が始まっているとしかいいようのない地域は驚くほど数多くあります。しかしたとえそんな時代であっても私たちはそこで生きていかなくてはなりません。

尽きるまですべてが加速するゲームになってしまった現代社会。この新しい世紀に生まれてくる子どもたちに私たちはどんな地球を手渡していくことになるのでしょう。せめて希望の持てる方向は見失わないように、もっとゆっくり、のんびり、歩いていきたいものです。
RAINBOW.vol.3 より

地球温暖化ニュース/そろそろ間に合わなくなってきた…
 

レインボーパレードのいわれ

第一回のレインボーバレードが地球温暖化防止京都会議の一週間前、11(いい)月24(にじ)日に行われため「いい虹」を未来へ架けようという 語呂合わせだったのですが、北米ネイティブピープルのホピ族に 「母なる大地が瀕死の病にかかり動物や植物たちが姿を消し始めたとき、人種も信仰も肌の色も異なる虹の戦士が世界各地から集まって大地を 再び緑に潤すための仕事を始める」という言い伝えがあることから、レインボーギャザリングや虹の祭りなど、レインボームーヴメントといわれる動きが世界中で起こり始めているのもまた事実です。